普通科スポーツコース1年生は、8月28日(火)~30日(木)の3日間広島県福山市の「ツネイシしまなみビレッジ」にて宿泊研修を実施しました。1日目は宿舎到着後、入所式を行いました。昼食後、カッター訓練を行い、最初は櫂(かい)を漕ぐタイミングが合わなかったのですが、時間が経つにつれてタイミングが合うようになっていき、模擬レースではかなりのスピードが出ていました。夕食後は体育館にて各クラス2つのグループに分かれ、インストラクターの指導のもとでチームビルディングを行いました。内容はグループでリズムに合わせて発声を行いながら同じ動きをしたり、長縄跳びをグループ全員で跳んだり通り抜けたり、1つのボールを全員でつないでバケツまで運んだりするなどのゲームで、こちらも時間が経つにつれてグループの一体感が高まり、クラスの連帯感がより一層強まりました。
2日目は、「瀬戸内しまなみ海道横断」のサイクリングを体験しました。本校の夏期研修では、今年初めて取り組む体験活動でした。
美しい島々とそれらを繋ぐ橋が織り成す海の道「瀬戸内しまなみ海道」。
広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ全長約70㎞の道では瀬戸内海に浮かぶ6つの島々の絶景を存分に楽しむことができました。約5時間をかけ走破しましたが、日頃部活動で鍛えている生徒たちにも疲労の色が見えました。この体験を通して得た達成感は他では味わえないものとなりました。
3日目も朝食後、カッター訓練を行いました。少し練習を行った後、4kmの本番レースを行いました。生徒達は約1時間、チームのため、勝利のために一生懸命に櫂(かい)を漕ぎ続けました。結果はP1組の艇が優勝しましたが、すべての艇が最後まであきらめずにレースを行い、感動的なものとなりました。終了後宿舎に戻り、昼食を食べ、退所式を行いました。「ツネイシしまなみビレッジ」のスタッフの方からは、全員が礼儀正しく爽やかであり好印象でしたとお褒めの言葉をいただきました。
この研修の機会をくださったすべての人に感謝したいとひとりの生徒が言っていましたが、3日間生徒たちは本当に充実した時間を過ごすことができ、クラスのつながりがより一層強くなりました。